大阪市で整体なら大阪天王寺区「ことは整体」に。今回のコラムは「屈曲制限腰痛」です。
2019年6月20日
Nさんという方に腰痛をご相談いただきました。長距離歩いたあとから左腰が痛くなったそうで、左足に軽いしびれもあるそうです。
整体を開始する前に、腰をどう動かすと痛いのかチェックさせてもらうと、前に曲げると痛みがあるとのことでした。
腰を前に曲げたさいに痛みが起きる腰痛のことを屈曲制限腰痛というのですが、屈曲制限腰痛の原因もひとつではありません。もう少しお身体を細かくチェックさせてもらうと、立った状態で腰を前に曲げると痛みがあるものの、椅子に座った状態で前に曲げても痛みはありませんでした。
同じように腰を前に曲げているのに、立った状態だと痛くて、座った状態だと痛くない。ということは、立った状態と曲げた状態に、腰痛の原因を見つけるヒントがあります。
ロジカル・アプローチ(整体理論)の考え方に則って、立位と座位の違いを、シンプルに簡単に考えていきます。
立った状態で腰を前に曲げると、太もものやふくらはぎの後ろが突っ張って、少し痛かったりしませんか? でも、座って腰を前に曲げると痛みはないはずです。
これがNさんの腰痛の原因です。立位で腰を前に曲げると、足の後面が突っ張ります。突っ張っているのは足の後面にある筋肉なのですが、そこが硬くなっていると、腰をうまく前に曲げれなくなります。その状態で無理に曲げようとすると、腰に負担がかかって痛みが起きます。
だから座位だと腰に痛みがありません。座ると足の後面はゆるみますので、腰を前に曲げても突っ張りません。曲げる動作を邪魔するものがないので、痛みも起こらないというわけです。
実はNさんは少し前に他院でも整体を受けたそうで、そこでは腰椎(腰の骨)の歪みが原因と指摘されたそうです。解剖学的に考えるとそうなのかもしれませんが、立位を座位で痛みが変わるということを、腰椎の歪みでは説明がつきません。
腰椎が歪んでいるのであれば、立位や座位に関係なく、ずっと歪んでいるはずです。ずっと歪んでいる腰椎が腰痛の原因であれば、ずっと同じように痛みがあるはずです。
でも、Nさんの腰痛は立位のときのみ痛みが起きています。それでも腰椎の歪みを原因とすると、立位のときのみ腰椎が歪み、座位のときは歪んでいないことになります。普通に考えればそんなことは起こりませんので、Nさんの腰痛の原因を腰椎の歪みとすると、症状と原因のつじつまが合わなくなります。
つじつまが合わない場合は、その原因は間違っているはずです。ご本人の話をしっかり聞いて、つじつまの合う原因を見つけないといけません。そのため、整体前にしつこくお話を伺うこともありますが、ご協力をよろしくお願いいたします。
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