顎関節症と腹筋 | 整体は大阪天王寺区ことは整体に

顎関節症と腹筋
2018年6月26日

Ｋさんという男性に顎の痛みをご相談いただきました。いわゆる顎関節症ですね。2ヶ月ほど前から口を開けると右の顎に痛みあるそうです。

まず首をチェックします。首を曲げたり捻ったりしながら口を開けてもらい、痛みに変化があるようであれば、どの方向に首を動かしたかである程度原因がしぼりこめます。

でもＫさんの場合は痛みに変化がありません。そこで、下半身まで範囲を広げてチェックしました。すると、立った状態で左足を持ちあげておくと、口を開けてもあまり痛くないそうです。

ということは、おそらく腹筋に原因があります。なにかで負担がかかった筋肉というのは、硬く短くなります。短くなると当然、なにかを引っ張りますよね。腹筋は肋骨にくっついているので肋骨を引っ張ります。さらに引っ張られた肋骨が鎖骨を引っ張ります。そうやって首や顎まで引っ張ります。厳密にいうと少し違いますが、簡単にいえばそんな感じです。

左足を持ち上げておくと、腹筋が縮みますから、肋骨を引っ張っていた力が弱まります。だから口を開けても痛くなくなるんです。

実際に腹筋を整体してみると、痛みが2割りくらいまでに減ったそうです。続けて整体させてもらえれば、残った痛みもなくなっていくと思います。

顎が痛くても顎に原因があるとは限りません。お身体をトータルに考えるのは整体には大切です。

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